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あと一息!――助動詞3「つ」4「ぬ」②

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■目次


 ▶オマケの用法①強意
 ▶例文を見てみよう
 ▶オマケの用法②並列
 


オマケの用法①強意


「完了」の用法が8割を占める「つ」「ぬ」ですが、2つおまけがあります。
強意」と「並列」です。
2つとも、ぜーんぜん難しくないです。
さっそく見ていきましょう。
shukudai.jpg


simpleblueline.png


「強意」は、「きょうい」と読みます。
「強意」は文字通り、他の助動詞の「意」味を「強」めます。

ということは?
・・・他の助動詞にくっつくのです^^!
くっつくといっても、難しくありません。
単独の「つ」「ぬ」より見つけやすくなるので、とってもカンタンです。

  「つ」 + 「む」  = 
  「ぬ」 + 「む」  = 
  「つ」 + 「べし」 = べし
  「ぬ」 + 「べし」 = べし
  「つ」 + 「らむ」 = らむ
  「ぬ」 + 「らむ」 = らむ
  「つ」 + 「まし」 = まし
  「ぬ」 + 「まし」 = まし

これだけです。
多いですか?
いえいえ、大丈夫!
全部まとめて、声に出して覚えちゃいましょう。

てむ なむ つべし ぬべし つらむ ぬらむ てまし なまし

てむ なむ つべし ぬべし つらむ ぬらむ てまし なまし♪♪
リズミカルに口ずさんでみてください(^∇^)ノ
10回も繰り返せば覚えられそうでしょう?

では、現代語訳はどうするの?
くっついた助動詞の意味を強める言葉をあてます。
実はくっついている助動詞は全て「推量」。
「~だろう」にくっついて意味を強めるので、「きっと」がしっくりきます。
「絶対あの二人付き合ってるって~!」
と言う時なんかの「きっとそうに違いない!」という気持ちが「強意」です。

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simpleblueline.png

例文を見てみよう



では例文。

komati-wc6.gif


 髪も長くなりなむ。
 →髪もきっと長くなるだろう。

 かの人、文書きつべし。
 →あの人は、手紙をきっと書くだろう。

こんな例文が訳せるようになったなんて、なんだか嬉しくないですか?
覚える前だったら、やたら難しそうに見える文も、知ってしまえばカンタン。
ザ・古文、という感じの一見難しそうな文も、余裕で読めるようになってきましたね。

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simpleblueline.png

オマケの用法②並列



次は「並列」。
「並列」は、「へいれつ」と読みます。
これは本当に「助動詞」なのか疑わしいほど単純です。
実際には「助詞」の働きに近い…。
形も完全に決まっているし、現代語訳も完全に決まっている。

  ~~つ、~~つ
  ~~ぬ、~~ぬ

という形です。
訳は「~たり~たり」です。

例文を見ればすぐに分かります。


  浮きぬ沈みぬ
  →浮いたり沈んだり

現代語でも
 
  ためすがめ(矯めつ眇めつ)

という言葉が、少し古い書物なんかに出てきます。
この「つ」がまさに「並列」です。

  じっと見たり細目で見たり
  (よ~く見る)

という意味。
「並列」にはひっかけや見つけにくさもありません。
覚えるというよりは知っているだけでも現代語訳ができちゃうレベルのカンタン用法です。

以上で「つ」「ぬ」は終了です!
思ったよりも苦労せずどんどん知識が増えてきていませんか?
古文ってこんなもんなんです。
意外と分かりやすい! と思えてきましたよね?^^


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完了って・・・なに?――助動詞3「つ」4「ぬ」①

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■目次


 ▶完了ってよくわからない
 ▶完了をカンタンに処理しちゃおう
 ▶「つ」と「ぬ」の違いって重要?
 ▶例文を見てみよう

完了ってよくわからない


さて、次の助動詞は2つ同時に見ていきましょう。
「つ」と「ぬ」です。

これらは、「完了」をあらわします。
現代人の私たちには少し理解しにくい概念です。
昔の日本には「完了」があったんですねぇ。

英文法を習うと「完了」が出てきますよね。
最初はなんと訳したら良いのか、つかみにくい時制だったのではないでしょうか?
それもそのはず。
私たちが普段使わない考え方なので訳すのはとても難しいと思います。

nayamuonnnanoko.jpg

とりあえず、「~てしまう」と訳して納得するしかない……みたいなヤツ、それが「完了」。
このように理解していませんか?
このやっかいな「完了」、もっとカンタンにあつかえないかな?
と、気になってきましたね~。
それでは、思い切ってめちゃくちゃカンタンにしちゃいましょう!
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完了をカンタンに処理しちゃおう


まずは、基本の理解から。
「完了」と「過去」との違い――それは、点か、線かです。
「過去」はある一点、例えば 昨日の5時 などを指します。
対して、「完了」は始点と終点をもった線分、
例えば 昨日の5時~6時 などを指します。

昨日、皆さんが野球の試合を観戦したとします。
試合の始めから終わりまでもれなく観たなら、

  昨日、野球の試合を観戦し

とあらわします。
もし、テレビでチラ見しただけなら

  昨日、野球の試合を見

と、過去にします。

でも
この例文、訳すとどちらも「~た」とするのが自然なんです。
「完了」を意識して、

  野球の試合をすっかり観戦してしまった

としても良いですが、

  野球の試合を観戦した

でも良いです。
完了は、「~てしまう」と訳しても良い。
でも、もっとシンプルに、「~た」と訳しても良いのです。
(本来「過去」と「完了」は全くの別ジャンルです。
大学生になって興味があればぜひ研究してくださいね^^
詳しくは教員の方向けの記事に書きます。)


完了を「~た」と訳しても良いんだ!
と思えるだけで、格段にとっつきやすく感じませんか?
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「つ」と「ぬ」の違いって重要?


それでは、「つ」と「ぬ」の違いは?
それは、他動か自動か、です。
意識的に何かをした場合は「つ」を、知らない間に自然と行われた場合は「ぬ」を使えば良いのですが……
これは、正直どーでもいいです。
古文のネイティブスピーカーを目指すわけではないので、「つ」も「ぬ」も「完了」。
どっちも「~た」と訳す。
これでよし。
「つ」と「ぬ」の違いは重要ではありません。


で、ここからは重要です。
「つ」も「ぬ」もそのままの形で出てくるより変形して(活用して)出てくる方が圧倒的に多い。
しかも形が変わるだけでなく他の助動詞とくっつきます。

と言うと難しく感じますが、実はぜーんぜん難しくないです。
むしろ定番化していて分かりやすい。
「つ」「ぬ」にくっつくのは、過去「き」「けり」です。

  「つ」 + 「き」   = 
  「つ」 + 「けり」  = けり
  「ぬ」 + 「き」   = 
  「ぬ」 + 「けり」  = けり

この4つを覚えるだけ!
文中にあっても見つけやすいと思いますよ^^
これを見てもわかるように、「完了」は「過去」とくっついてしまうので、訳し方はますます「~た」で良いですよね。

あと、知っておくべき「つ」の活用は、
つる」「つれ」「てよ」
です。
「てよ」は気付きにくいかもしれませんがめったにないです。(命令形なので文末。)
知っておきべき「ぬ」の活用は、
ぬる」「ぬれ」「ね」
です。
同じく「ね」はめったにないです。(命令形なので文末。)
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例文を見てみよう


YAMAyamasha-04-thumb-autox1600-31291.jpg

では例文。

 月かたぶきぬ。
 →月が傾い

 夜ふけぬれば、
 →夜がふけので、
 (なぜ「ので」と訳すかはまた別の記事で。)

 狐、逃げにけり。
 (狐は逃げ。)

 そこに日を暮らしつ。
 →そこで一日を過ごし

文中に出てくる「つ」「ぬ」に気づけましたか?
活用したり「けり」とくっついたりしていても、見つけられるようになればなかなかのものです^^

覚えたこの瞬間からさっそく使える「つ」と「ぬ」。
古文の知識が増えてきました。
今や、「き」「けり」「つ」「ぬ」が出てきても恐るるに足らず!
古文がどんどんカンタンになってきましたね~^^

「つ」「ぬ」については、少し補足しますので次の記事も読んでみてくださいね。
関連記事

覚えておトク!――助動詞2「けり」

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■目次


 ▶今日から使える「けり」
 ▶こんなにカンタンで良いの?
 ▶例文を見てみよう
 

今日から使える「けり」


odorokuotokonoko.jpg
過去の助動詞「き」の次は「けり」です。
これもめっちゃカンタンです。
「過去」をあらわします。
ほな、「き」だけでええやん(# ゚Д゚) 
と思うところですが、昔の人は過去を使い分けていたのですねぇ。


simpleblueline.png


「き」との違いとして、よく参考書などで目にするのが、「伝聞の過去」という説明です。
自分自身が経験したことは「き」で表現し、人から聞いたこと、自分が直接体験していないことは「けり」を使って表現していたのですね。
もう一つ、参考書で目にする「気づきの過去」という説明。
これは現在でも意識せずに使っています。

  そうなんだ、知らなかっ
  そうだっのか!

と、新発見したことには、過去形を使っていますよね~。
これが「気づき」の用法です。
また、気づきがあったときというのは感動的ですよね。
そこで、「詠嘆」(とても感動!)の用法も生まれます。
 
  ~だっんだぁ!!(゚ロ゚)

という感じ。

ですが
今、説明したこと、……重要ではありません
私たちは古文のネイティブスピーカーを目指しているわけではなく、理解できることを目指しているからです。
古典文法を「使いこなす」必要はなく、「分かる」で良いのです。
伝聞だろうが気づきだろうが、「~た」と過去で理解すれば良いだけなのです。

ちなみに、和歌の中に出てくる「けり」は、絶対に「詠嘆」(超感動!)です。
「~だったなぁ」「~だったことよ」と訳してくださいね^^
※「き」と「けり」の使い分けをさせる入試問題がまれに出ることがあります。
  志望校過去問でそのような問題を見たことがある人は「伝聞の過去」としての「けり」を頭の片隅に置いておいてください。


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simpleblueline.png


こんなにカンタンで良いの?


「けり」は形が変わっても(活用しても)すぐに「けり」と分かります。
「き」のように活用を覚える必要もないです。

一応紹介しておきます。

  けら/○/けり/ける/けれ/○

簡単なので覚えても良いですね。
覚える場合は「き」と同じく○(まる)を省略しない方がリズミカル♪
これも10回も口ずさめば、若くてしなやかな脳ならすぐに覚えるでしょう。

「けり」で最低限覚えておきたいのは、

 ●「~た」と訳す。
 ●和歌の中で出てきたら「~だなぁ」と訳す。

この2つです。
あれ? まとめたらカンタンすぎる・・・( ゚Д゚)
おトクな「けり」、ぜひ今日から覚えてください^^

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simpleblueline.png


例文を見てみよう



それでは、例文。
C789_chikurintohizashi_TP_V.jpg


  竹取の翁(おきな)といふ者ありけり
  →竹取の翁という者がい


覚えたこの瞬間からすぐに使える「けり」。
古文に対する苦手意識がうすれてきませんか?^^
ちょっとした暗記のつみかさね。
これだけで、古文がどんどん読めるようになっていきます♪


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古文はここからはじめよう!――助動詞1「き」

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■目次


 ▶古文文法の取っつきにくさをなくす
 ▶一番はじめに覚えたい「き」
 ▶例文を見てみよう
 

古文文法の取っつきにくさをなくす


gf01a201411190700.jpgJeromy_S

古文文法を取っつきにくく感じさせる最大の原因。
それは、本来必要な説明に入る前の前置きです。
とにかく、やたら長くて、興味がもてない。

「古文」「品詞分類表」で検索してみると出てくる品詞分類表。
これを覚えるのはものすごい苦痛です。古文が好きな私でも。

こんな前置きがなくても!
すぐに使える知識から覚えれば、古文はもっと簡単で取っつきやすいものだと感じるはず。


ある年、古文の授業開始が1年遅いというハンデがあったクラスを担当しました。
一番最初に取り組んだのは助動詞
一般的には最初に取り組む動詞の活用をスルーしました。
助動詞のめぼしいものを覚えれば、古文が読めるようになる! と、私は思っています^^
助動詞とは何か、という定義なんか気にせず、軽い気持ちで最後まで読んでみてください。

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simpleblueline.png

一番はじめに覚えたい「き」


助動詞の中でも、めーっちゃカンタンな「」。
カンタンなのに、よく出てきます。
つまり、これを覚えればおトクなのです!

おトクな助動詞「き」、さっそく見ていきましょう♪
この助動詞は「過去」をあらわします。

例えば、

  今日の夕方、テレビを見
  →今日の夕方、テレビを見た。

というような具合に。
なんて分かりやすい、なんのひねりもないヤツ。

一つだけ注意したいのは、「き」の形が変わってしまうと見つけにくいこと。
形が変わることを「活用」といいます。
「き」が「活用」してしまうと・・・?
「し」「しか」などと全く「き」っぽくないものになりますΣ( ̄ロ ̄lll)
この し ・ しか が「き」だと気付くためには?
「き」の活用を覚えるのです。
「き」についやすエネルギーはここだけですからね~^^

「き」の活用、簡単ですよ。

  せ/○/き/し/しか/○

○(まる)って何やねんと思いますが、空欄ということです。
○を省略しない方が覚えやすいです。
せ、まる、き、し、しか、まる
と声に出して10回言ってみましょう。
テンポ良く♪

何のテクニックもないですが、何となく覚えられませんか?^^
覚えるときに、リズムはとっても大事です。ゴロも良いとなお良し。
ちなみに、教えていた生徒たちは「しかまる」にえらく反応していました(笑)。
最近の子はNARUTO読んでないかな~。

目次にもどる
simpleblueline.png

例文を見てみよう


これで皆さんは、

 し ・ しか 

の形で「き」がコッソリ出てきてももう気付けますね!

例えば、

  うさぎ追いしかの山~♪
  小鮒釣りしかの川~♪

にも「き」がコッソリ隠れていますよね。

  うさぎ追い  かの山
  →うさぎを追いかけ「た」あの山
 
  小鮒釣り  かの川
  →小鮒を釣っ「た」あの川

「過去」をあらわす「き」、気づけましたか?


これを覚えただけでも、昨日より古文が簡単に感じられるはずです。
このように、ちょっとしたことを覚えていくだけで古文を読めるようになっていきます^^
道のりは長くても、けわしくはないです。
なだらかな道を楽しく歩んでいきましょう♪


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tag : 助動詞

プロフィール

ママみーさん

Author:ママみーさん
元国語科の教員です。
高校で教えていました。
古文や現代文が苦手な中高生さんの手助けになればと思い、ブログを始めてみました。
若手教員向けに失敗談や面白エピソードを大公開。
自分もついに母となったので、家庭教育としての読み聞かせの取り組みもご紹介します^^

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子育て 授業 絵本 ベビーサイン 言葉 助動詞 

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